家屋にも浸水や強風への備えが必要です。台風や豪雨が迫ってからの対応はとても危険なので、日ごろから周囲を点検しておき、自分で改善できないものは専門業者に相談してみましょう。
風水害・土砂災害の被害は、地形と深い関係があるため、過去の被害の情報が役立ちます。昔から住んでいる人などに過去、どのような被害があったのか聞いてみましょう。また須賀川市ではハザードマップを作っています。事前に入手して、危険な地域を確認しておくことも有効です。
台風や豪雨は、襲来時期や規模をある程度予測することができます。日ごろから天気予報を気にかけ、注意が必要なときにはテレビやインターネットで最新の情報を収集するようにしましょう。
注意報は何か災害の起こる恐れのあるときに発令されます。警報は「重大な」災害の起こる恐れのあるときに発令されます。特別警報は「数十年に一度」の災害が起こる恐れのあるときに発令されます。
雨や風が強くなってから対策を始めるのは危険がともなうので、台風の接近が予測されたときには早め早めに準備をしましょう。
集中豪雨とは、短時間のうちに狭い地域に集中して降る豪雨のことです。発生の予測が難しく、急激に状況が変化するため、少しでも異常や危険を感じたら、すぐに避難するようにしましょう。
階級 | 風速15m(毎秒)以上の半径 |
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大型(大きい) | 500km以上〜800km未満 |
超大型(非常に大きい) | 800km以上 |
(気象庁による)
階級 | 最大風速(毎秒) |
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強い | 33m以上〜44m未満 |
非常に強い | 44m以上〜54m未満 |
猛烈な | 54m以上 |
(気象庁による)
平均風速(毎秒) | 予報用語 | 想定される被害 |
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10m以上〜15m未満 | やや強い風 | 風に向かって歩きにくくなる。取り付けの不完全な看板やトタン板が飛び始める。 |
15m以上〜20m未満 | 強い風 | 風に向かって歩けない。転倒する人が出る。ビニールハウスが壊れ始める。 |
20m以上〜25m未満 | 非常に強い風 | しっかりと身体を確保しないと転倒する。風で飛ばされた物で窓ガラスが割れる。 |
25m以上〜30m未満 | 立っていられない。屋外での行動は危険。樹木が根こそぎ倒れ始める。 | |
30m以上〜35m未満 | 猛烈な風 | 屋根が飛ばされたりする。しっかりと固定されていない仮設の足場が崩れ落ちる。 |
35m以上〜40m未満 | 電柱や街灯で倒れるものがある。建物の外装材が飛散する。 | |
40m以上 | ブロックの壁で倒壊するものがある。鉄骨の建物で変形するものがある。 |
(気象庁による)
1時間の雨量(mm) | 予報用語 | 想定される被害 |
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10mm以上〜20mm未満 | やや強い雨 | 地面からの跳ね返りで足元がぬれる。長く降り続くときは注意が必要。 |
20mm以上〜30mm未満 | 強い雨 | 傘をさしていてもぬれる。側溝や下水、小さな川があふれ、小規模のがけ崩れが始まる。 |
30mm以上〜50mm未満 | 激しい雨 | 道路が川のようになる。山崩れ、がけ崩れが起きやすくなり、危険地帯では避難の準備が必要。 |
50mm以上〜80mm未満 | 非常に激しい雨 | 水しぶきで視界が悪くなる。地下に雨水が流れ込む。土石流が起こりやすい。 |
80mm以上 | 猛烈な雨 | 大規模な災害が発生する恐れが強い。厳重な警戒が必要。 |
(気象庁による)
洪水時の避難等の目安になる阿武隈川・釈迦堂川の水位について、次のように基準が設けられています。
※市からの避難情報については、阿武隈川・釈迦堂川の水位、今後の降雨の予報、危険個所の巡視結果等の情報を総合的に判断して発表します。
基準水位 | 各水位観測所の危険水位は、受け持ち区間の危険個所の中で、最も早くはん濫する危険のある個所により決定されます。 |
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はん濫危険水位 | 洪水により相当の家屋浸水等の被害を生ずるはん濫の起こるおそれがある水位。 |
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避難判断水位 | 避難行動を行う目安の水位。水位上昇と避難所までの移動時間を勘案して決められる。 |
はん濫注意水位 | 水害に備えて警戒に当たるための目安となる水位。 |
水防団待機水位 | 水防活動を準備する水位。 |
床下・床上浸水の危険があります。家具や貴重品などを2階へ移動させましょう。
豪雨で視界が悪く、操作ができなくなる危険もあります。水が少ない場所を選びながら、ゆっくりと高台へ避難しましょう。浸水でエンストした時には、無理に再始動させるとエンジンを傷めてしまいます。
急な増水や土砂災害の危険があるので、川などには近づかず、河原にいたらすぐに避難しましょう。そこで雨が降っていなくても、サイレンなどの警報が聞こえたらすぐに逃げてください。
風圧や飛来物で窓ガラスが割れ、破片が吹き込む危険があります。内側からガムテープを×にはり、カーテンを閉めておきましょう。雨戸があれば閉めましょう。
看板が飛んだり、街路樹が倒れたりする危険があるので、近くの建物の中に避難しましょう。ただし、大雨をともなう場合には、地下室や地下街には逃げ込まないように。
※特別警報が発令されていなくても早め早めの行動をとりましょう。
避難するのに時間がかかる避難行動要支援者(高齢者や障害者など)は、指定された避難場所への避難行動を開始する。要援護者の避難を支援する人は支援行動を開始する。
避難対象地域内のすべての住民は、指定された避難場所への避難行動を開始する。
避難中の住民は、避難をただちに完了する。まだ避難していない住民は、ただちに避難行動に移る。もし避難する余裕がなければ建物の高所に移るなど生命を守る最低限の行動を取る。
洪水時の避難準備情報の発表、避難勧告および避難指示の発令は、水害情報等の基準を参考に、気象庁が発表する今後の気象予報と危険個所の巡視からの報告などを総合的に判断して実施します。
避難が必要になった場合に、市が発する避難に関する情報を正しく理解し行動しましょう。
市 |
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住民のみなさん |
ヘルメットや防災ずきんで頭を保護。靴はひもでしめられる運動靴に。はだし・長靴は厳禁。
歩行可能な水深は、約50cm。水の流れが速ければ、20cm程度でも要注意。無理をせず、高所で救助を待つ。
水の中を歩くときは、単独行動はしない。はぐれないようにお互いの体をロープで結ぶ。
高齢者や傷病者などは背中に背負い、子どもには浮き袋をつけさせる。
水面下にはマンホールや側溝などの危険が。長い棒をつえ代わりに突き、確認しながら歩く。
風水害からの避難は、避難場所などへの「水平避難」か、階上への垂直避難のいずれかが基本です。危険が切迫している場合は、指定された避難場所への移動だけでなく、命を守る最低限の行動が必要な場合もあります。
たとえば次のような状況で、建物倒壊の危険がないと判断される場合は、自宅や近隣建物の2階以上へ緊急一時避難し、救助を待つことも検討してください。